こんにちは!すっかり暑くなり、引きこもりが捗りますね。太陽が苦手なライターの内藤です。
先日社内にて、エンジニアとしての思考力も養われ、とても盛り上がるゲームが自社講習会にて誕生したので
是非紹介させてください!
講習会紹介
オブジェクティブグループでは、社員一人一人の技術力向上を目指し毎月Excel講習、フロントエンド講習といった様々な講習会を行っています。今回は毎月第2土曜日に開催のフロントエンド講習会を紹介します。
フロントエンド講習会は「HTML・CSS初級」「HTML・CSS中級」「JavaScript講習」と受講者の希望や理解度に合わせて3つのクラスを用意しています。赤坂本社にて行われていたのですが、3月は新型コロナウイルスの影響により中止となってしまいました。
しかし、有識者である講師の方から直々に基礎から学ぶことのできる貴重な講習会が失われてしまうのはとても勿体ないことです。私も1月入社で2回しか参加していなかったため、とても残念に思っておりました。
そこで4月からはzoomとslackを用いてリモート講習会を実施することが決定しました!初めての試みではありますが、クラスごとにzoomの部屋を分けて座学と実技を織り交ぜながら実施しています。自宅で受講可能ということで参加のしやすさもあり、4月以降もリモート講習会は続いております。
こちらの講習会ですが、1番の魅力は現役のエンジニアである自社の先輩方が教えてくれることです。技術面だけではなく、チームで働くときのマナー、綺麗なコーディングとは、自己学習のコツなど「経験値」がないと絶対にわからないことを教わることができます。
座学で基礎から教わり、課題で実際に手を動かしながらコーディングを行い、わからない点は相談しながら進めて、提出してソースレビューをいただき改善に繋げる……という流れになっているので、とても充実した講習会となっています。
JavaScript講習にて
そんなフロントエンド講習会、7月のJavaScriptクラスでの1コマです。HTML・CSSクラスを終え、JavaScriptクラスではJavaScriptのみではなく「プログラミング」で必要な考え方を学ぶことも目的としています。今回のJavaScript基礎講習の中で、「null」と「undefined」についての講義がありました。
■null…定義付けはされているけど、答えがありません
■undefined…定義付け自体がそもそもされていない
講義を聞いていて、なんとなく「わかるような……わからないような……?」という受講者に対して、講師からはトイレットペーパーへ例えたお話もありました。
■null=トイレットペーパーの芯も紙もない状態
■undefined=そもそもホルダー自体がない状態
やはり実生活に例えると想像がしやすく、理解がしやすいですね!という流れから、他にも例えられないか……
そうだ、せっかくなのでゲームをしよう!となりました。
その名も……
「null・undefinedゲーム!」
ルールはシンプルです。質問者は回答者を指名し、質問は自分で考えますが内容は何でもOK。回答者が「true(はい)」「false(いいえ)」「null(質問の意味が分かりません) 」「undefined(質問自体の意味が分かりません)」と4点から答えることのできる質問を考えます。
条件分岐の講習も踏まえて「true」「false」も回答として含むことにしました。回答者は自身の感覚で答えてOKとします。そして、回答者は回答後に質問者となり、また別の回答者を指名します。
実際にどんな問題・回答が出たかを紹介します!
・「お米は黄色いですか?」
⇒一見falseですが、「お米」という言い方だと玄米や外国のお米も含まれるのでtrue。
・「トラベリング(※1)って知っていますか?」(※1)バスケットボールの「3歩以上歩いてはならない」というルール
⇒回答者はバスケットボール知識がなくfalse。質問者としてはtrue。
・「あwszdxfcygvhjkm;d」
⇒undefined!!!意味が分かりません!!
・「日本の大統領は誰ですか?」
⇒null。日本に大統領は存在しません。
・「スイカは果物ですか?」
⇒スイカは野菜という知識の有無でtrueかfalseか変わりますね。
・「ダンスパーティーは綺麗ですか?」
⇒質問者の意図ではダンスパーティー=紫陽花の品種です。一般的に思い浮かべる「舞踏会」を連想すると質問
の意味が分からずnullとなりますね。しかし紫陽花の品種を知っていればtrueとなります。
・「ウィーーーースっ!」
⇒挨拶というのはわかるけど…質問ではなく意味がわからないですね(笑)undefined!
・「トマトは緑色ですか?」
⇒こちらも熟しているかどうか、旬の時期かどうかでも変わりますね。
・「N’Djamena!!(ンジャメナ)」
⇒こちらも意味が…わかりません…undefined!
(ちなみにチャドの首都だそうです。しりとりで無敵になれますね。)
などなど質問を考えることや回答がどうなるかで大盛り上がりでした!
この「null・undefinedゲーム」ですが、元々の知識があるかないかでも回答が大きく変わることが実感できるので、機械学習の重要さがわかります。質問者でも、回答者でも条件分岐や定義の有無を考えるのでエンジニアとしての思考力が自然と上がります。何よりも「null」「undefined」に対して親しみが湧きますね(笑)
おわりに……
実際にゲームをしていたのは30分ほどですが、受講生間でのコミュニケーションも自然と生まれ和気あいあいとした雰囲気で講習会を行うことができました。ぜひ皆様も「null・undefinedゲーム」をしてみてはいかがでしょうか?自然とエンジニアとしてのスキルアップにも繋がりますよ!
フロントエンド講習会は土曜日(毎月第二)に業務として行っているため、振替休日もしっかりと取得することができます。オブジェクティブグループではこうした取り組みを行い、今後も社員全員のスキルアップを目指していきます!
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